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ジェシカと伊代 放課後の魔術師 (2)シャットダウン・クライシス このエントリーをはてなブックマークに追加 ジェシカと伊代 放課後の魔術師 (2)シャットダウン・クライシス

放課後の魔術師  (2)シャットダウン・クライシス (角川スニーカー文庫)

放課後の魔術師 (2)シャットダウン・クライシス
ボリューム(ページ数)は1巻よりも薄いです。
今回の話はジェシカの中の伊代を出すためが目的かな。
一巻のようにそれほど論理魔術で戦闘を繰り広げているという印象はないなー。

伊代のこともあるけど、ジェシカが中心。
北凰においてどれだけジェシカが重要なのか、あれだけ自然言語に対してやりとりできるのはなぜか、というのにも少し触れられています。

<鴉>関係としては、口絵でエレクトラが素敵だったので期待したんですけどね。
その代わり、遥は風呂上がりはノーブラというのが得られたので大きいですw

前回から安芸とイドのこと、安芸の姉である絵里子のこと、少しずつ伏線が張られてる。
全ては二年前の<鴉>との大規模な戦いか。伊代のことも、イドと安芸の因縁も。

安芸たちの能力の高さはある程度わかった、遥がまだまだ修行中というのもわかる。
まあ、遥に関しては一巻の時点で今後まともに戦闘が出来るぐらいのレベルになるようなことが言われてますが。
今は論理魔術がうまくできなくて物質が妙なものになるけど。
一体何がキッカケで激変するんだろう。

一番わからないのは、遥の妹の仄香。
彼女はなんだろう?
香音が指摘していたように、遥に起こることに関して予知というレベルで察知してるし。
こういうところも含めて、今後とも期待ですよ!

最後にP149の遥の制服ぐっしょりなイラストが......素敵。

17歳と16歳。でも教師と生徒。 放課後の魔術師1 オーバーライト・ラヴ このエントリーをはてなブックマークに追加 17歳と16歳。でも教師と生徒。 放課後の魔術師1 オーバーライト・ラヴ

放課後の魔術師  (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫)

スニーカー大賞を受賞した、土屋つかささんの作品です。
魔術物です。
でも、その魔術がかなり面白かったという印象。

文章中で登場する魔術が、非常にわかりやすしいし、論理魔術師ということだけあって、論理的な魔術なんです。
概念を上書きする。簡単にはそれだけなんですよね。

ブルーベリー味のガムをストロベリー味にしたりとか、落下速度を緩めたりとか。

さて、今作の主人公は、秋津安芸(あきつあき)、ヒロインは播機遥(はりはたはるか)。
安芸は、17歳にして教師。遥がその教え子。
年齢は同じぐらいなのに、教師と生徒の恋のお話になるという!!
それはそれで!

ヒロインの遥も魅力的なキャラクターであるのは間違いないんですが、
ここは笠木香音(かさぎかのん)を押しておきます。
安芸は人間だけど、厳密にはちょいと人間というものとは違う。
で、香音はというと......論理魔術をいくつもいくつも蓄積させた≪人形≫(ドール)という兵器なんだけど、萌える。

遥自身も、一度見た、聞いたものは完璧に思い出せるという特技をもっているけど、
それは彼女の秘密に関係するんじゃないかな。

場面、視点切り替えのやり方も面白みがあって、好印象でした。

作者の土屋つかささんのブログはこちら土屋つかさの今か無しか/ウェブリブログ
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