タグ「アド アストラ ペル アスペラ」が付けられている記事
前回の第6話 「ambiguous」で、パティと忍は、サテラが操るF-22薔薇を撃退した。
薔薇は帝国が誇る最強の機体であった。
それが倒されたとあっては、帝国側の動揺も大きい。
大佐の発言がすごいのは、薔薇は確かにロボットであるから作ったというのはわかるけど、
サテラについて「長い研究の末完成させた」といっていること。
やっぱり、この大佐は黒いな。
サテラへの言及については、彼女が母親をテロリストに殺されたことをキッカケにして、
彼女に対していろいろ言い含め、帝国としても調整したんだろう。
それ自体、サテラは無自覚なんだろうけど。
最強の機体と最高の軍人を持ってしても、帝国はテロリストである忍を止められなかった。
これは地球圏において他の誰もが、勝てないと言うことを意味する。
アド アストラ ペル アスペラ第6話 「ambiguous」
前回の引きは当然、薔薇を操るサテラの攻撃だった。
ただただ、薔薇の攻撃は圧倒的で、ヴェルサイユはあっという間に片腕破損のダメージを受けてしまう。
パティがいうには、薔薇――F-22は現行最強の機体。
しかも、フルチューン済み。
スパロボならフルチューンボーナスもらえて、武器の攻撃力を上げるか、運動性上げるか、装甲上げるか、射程伸すかで悩む感じですか?
ヴェルサイユが地球脱出時に戦ったロボットよりも格段に上で、
あの時のロボットを1000体相手にした方が楽らしい(パティ談)。
アド アストラ ペル アスペラ第5話 「力への意識」
前回のラストで、サテラにビルの屋上に追い詰められた忍だったけど、
彼女はあとは引き金を引くだけで、忍を撃ち殺せたのに、それができなかった。
なにかチャンスがあれば、この時しかない。
忍はイチかバチか、ビルの屋上から飛び降りた。
ビルの屋上にいては、サテラがいるからヴェルサイユによる回収が期待できない。
なら、飛び降りてやればいい。
忍の「ヴェルサイユ!!!」という呼びかけに応えて颯爽と登場。
けれど、ヴェルサイユのキャッチは豪快にミスしましたね!
普通のロボものやこの展開なら、キャッチ→即時離脱!を決めるのに、
この不器用ロボはそれをミスりましたよ。
アド アストラ ペル アスペラ第4話 「善悪の彼岸」
サテラの弟(同じ施設の少年)が万引きをしそうだったことを止めた少年が葉月だとバレてしまった。
帝国軍は帝国法9801条に従って、葉月を見つけ次第殺さないといけない。
だから、葉月を見つけてサテラが月の帝国軍本部に、報告しようとした行動は正しいだろう。
当然、葉月には殺されるわけにいかない理由がある。
殺されるわけにはいかないから、どうにかして月面都市から脱出しなければならない。
ヴェルサイユから提示されたある意味勝利条件ともいえる内容は、
高いビルの屋上に登れ。
街の雑踏から葉月一人を拾い上げるのは無理だが、ビルの屋上であれば葉月を連れ出すことぐらいどうにかなる。
どんな人にも理解と優しさをもって接しなさい。
それが帝国軍人のサテラが、母親から教わった言葉。
畑先生のバックステージの言葉を借りれば、
アド アストラ ペル アスペラにおけるメインヒロインであり、
ある意味の主人公であるのが、このサテラ。
あれ? パティはメインヒロインではないのか?
まあ、立ち位置と役割の話もあるのかもしれないな。
帝国軍人であるのだから彼女サテラは、悪と戦う存在。
つまりは忍の前に立ちはだかるであろうキャラクターですね。
地球を脱出したのはいいけど、地球軌道上には帝国軍が展開していてそう簡単に息をつかせてはくれない。
それでもどうにか月軌道まで逃げ切ったところで、ヴェルサイユの充電が切れそうになる。
そういえば、未だに名前の出てきていないヒロインは何者なんだろうか?
正義の味方みたいなもの、らしい。
そんな彼女の名前はパティ、ヴェルサイユと一人と一機で宇宙平和のために戦っている。なんで?
というところはまだ不明。
前回はロボットに乗り込んで、敵に囲まれて絶体絶命な状況でした。
一話Aと今回の一話Bを合わせて、はじめてアド アストラ ペル アスペラの一話となります。
やっぱりAパートの時に感想を持ったように、すごく王道なロボットものです。
帝国の兵が本気で襲ってきている。
それに対してただロボットを動かして友達であるシャトーちゃんを止めようとしただけ。
そういったら、忍自身は助かる。
ただ、そうしたらシャトーちゃんはどうなる?
→まあ、タダじゃすまない。
自分が助かるか、友達を助けるか。
そんな決断が忍にはできない。
でも、友達であるシャトーちゃんは出来た。
忍が死ねばいい。
シャトーちゃんは、そもそも葉月忍というAIB●の子を助けなければ、ペテルギウスになれた。
彼の言葉からすれば、昔、忍を助けることはきっとペテルギウスになるために繋がる行動だったんだろう。
アド アストラ ペル アスペラ。
この長いタイトル。
さすがに何度も打ち込んだせいで覚えました。
でも長いので、個人的には アドペルの略称でいきたい。
さて、畑先生の月一連載である「アド アストラ ペル アスペラ」。
どういう意味か。
ラテン語だと「困難を克服して、栄光を獲得する」そんな感じですね。
今回第一話のA、Aパートですが、そのカラーで困難を克服し、栄光の宇宙へ。と煽りが入っているので
意味的にもラテン語の意味で取っていい気がします。
40ページ長の作品をハヤテのごとく!と同じノリで感想にするのは辛いかと思って思案中。
この作品は畑先生のバックステージの言葉を借りれば、
「大きな戦争に負けてしまった世界。
安全だけど、未来へ進むことを諦めた世界。
見上げた星空にベテルギウスがなくなった世界。」
が舞台です。
地球が外宇宙からきた帝国に侵略されて生活は管理され、文明の発達は止まり、宇宙に行けなくなった世界。
主人公は、介護ロボに育てられは葉月忍15歳。
幼い頃からロボに育てられたから機械に強くて回路の声が聞こえるというちょっと特殊な能力というか......そういうのがある。
ロボのお母さんからは「誰かのために何かが出来る人になりなさい」と言われて育てられた。ロボットに育てられたから、小さな頃は周りから苛められた。
シャトーちゃん。
ちゃんといってるけど、男です。
ペテルギウスのようになりたい男です。
ペテルギウスは冬の大三角形の一つ、オリオン座を形成する一つ。
オリオン座の一つだったペテルギウスは超新星爆発でなくなってしまったけど、
みんなは名前を覚えている。
だからそんなペテルギウスのように語り継がれるものになりたい。
メインでこの二人が出てきているのAパートである今回の一話「Destiny」。
カラーで登場している女の子は居ません。
かなりずっと忍とシャトーちゃんがあれこれしているのですよ。
感想的な話をすると、このアドペル(長いから略します)はロボットアニメの第一話のAパート。
いろいろ流れの中で成り行き上主人公がガンダムに乗ることになった。
呼び出された挙げ句「乗らないなら帰れ」と言われたシンジ君。
そんな感じが一番共感を得やすい表現なんじゃないかな。
空から降ってきた帝国軍のロボットを使って
帝国に反撃しようとする革命戦士だったり、革命伯爵だったりするペテルギウスを名乗るシャトーちゃんを止めようとして降ってきたロボットを帝国軍に返そうと決めた。
帝国軍に返すとなると、ロボに乗る必要があるけど、操縦の仕方とかは回路の声が聞こえるから余裕ですよ!
返そうと思ったら、帝国法が云々かんぬん言われて、死刑だ!と言われた。
ほら、ロボットアニメの一話のAパートじゃないですか。
元々予告などで「未来まで三万光年」と煽りがついてたアドペル。
今回のカラーで栄光の宇宙へとも言ってることから
忍が何らかの理由で宇宙を目指すことになるんだろう。
地球から宇宙に出て、更にその先にある何かを目指す理由が生まれる。
忍の傍らにシャトーちゃんがいるのかはわからないけど、きっと彼のことがキッカケにはなるんだろう。
そしてまだ名前も出てこないヒロインのためなんだろう。
ロボットアニメだったら、地球を支配している帝国を打ち倒す。
そんな展開だろうけど、きっとこの作品は違うと思う。
誰かのために何かをして、成し遂げるんだろうなーと勝手に思ってます。
Bパートな第二話に期待。