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トニカクカワイイ第270話「理解は遠く」
ナサが不老不死システムの運用を考えた場合、そのままの構成では運用しない。
地上の司と月の向こうのデータの同期が切れることは想定済み。
もし、同期が切れたとしても運用に影響が出ないようにするために対策を打っておく。
それはそうだね。
システムの継続は大事だからね。
ナサくんは「僕ならシステムにRAIDを組み込んでおく」。
RAIDについてはGoogle先生に聞いて下さい。
簡単に言えば、HDDやSSDが壊れてもデータ復旧できるようにしている仕組みです。
ただ作内のナサの説明だと
月の向こう側とデータが同期できない状態で、
司に何かがあって復旧できない(=回復させられない)状態が出ても
どうにかする仕掛けだね。
それが恐らく月の公転周期と同じ27日間、同期が出来ない、
或いは司の意志で同期を妨げた場合の強制回復の仕組みを担ってるんだろうな。
まだナサが不老不死システムを具体的にどうやるかはわからない。
トニカクカワイイ第269話「50億年の孤独」
不老不死になってから司は何度も月を見上げてきた。
月に向ける感情は憎しみだった。
不老不死システムの仕組みを知ってわかったのは、
月と自分は一心同体だった。
まさに天と地に分かたれた自分自身というわけか。
司は、不老不死を解除できるかもしれないことを知って、安心した。
月を壊す。そんなことは実現できないかもしれない。
でも、永遠に続くと思っていた生命が終わることができるかもしれない。
これでようやく死ねる。
そんなことを言うなよ。
トニカクカワイイ第268話「天と地」
先週の引きで、司の不老不死を解除するには、月を破壊する必要がある。
と言ってたけど、その理由を今回、ナサが説明している。
究極的に月がなくなると、不老不死のシステムが維持できなくなる。
月になにかシステムがあるわけじゃない。
これは輝夜姫の時に「月からの使者」が月に還らなかったことと、
人類が月に到達したときや写真を見たときになにもなかったことから
わかっていた(月の中に何かある可能性はあったかもしれない)。
ここで司が自分の再生能力を最大27日止められることが出てくる。
それがやっぱり月の公転周期と一致していることに気が付いた。
トニカクカワイイ第267話「遙か天空より」
司はナサが浮気してるのでは?と思っていたけど、
そんなことはなくて、不老不死の力の源泉の話。
司が想像していたこととのギャップの大きさよ。
浮気とかじゃなかったよ。
トニカクカワイイ第266話「あんまりそわそわしないで」
前回のナサの発言から「まさか、浮気?」という疑念を持っている司だけど、
まずはなにもなかったように振る舞うことにした。
......いや、下手か。
もう何かありましたよ。が全開じゃないか。
さすがにナサも気が付きますよ。
じゃあ、一体何をしたのかをナサは考える。
司の反応から浮気を疑われていること、その原因が自分の発言であることに辿りつく。
答えを導き出すまで、0.4秒。
さすがナサくん。
トニカクカワイイ第265話「気が付くと課金してる」
要が大事なことを言っている。
夫婦円満の秘訣は、秘密を作らないこと。
大事だね。
秘密があると後ろめたさに繋がって、普段の行動や言動に出てしまうのですよ。
それに気が付かれると、変な疑いを向けられて、関係が悪くなるんですよ。
トニカクカワイイ第264話「愛の過充電」
別に司は怒ってないんですよ。
ナサと紅さんがイチャイチャしてるように見えたことに怒ってるわけじゃないですよ。
ナサが生徒にちょっかいかけられただけなんだよ。
でも、司の表情はめっちゃ怒ってます。
思考は客観的に状況を捉えているけど、怒ってますね。
司は、とりあえず、いったん出てくることにしたけど、
周りからしたら、怒って出ていったと見えるやつです。
当然ナサも追いかける。
ナサと司の後を追うことにしたのは、犬養さんと輝夜。
輝夜は194話-196話でナサが提唱していた「ラブインフレーション理論」を
確かめたいらしい。
......あの時の話が今生きてくるの?
トニカクカワイイ第263話「千四百年の憂鬱」
ナサが司の不老不死の仕組みについて理解した。
仕組みがわかったところで、解決には至らない。
でも、ナサの反応を見ると、解決方法はなにかわかっているんだろうな。
それにしても不老不死の仕組みか。
前回の引きだと「27日」について考えていたからな。
それが関係するんだろうけど......。
司の場合、再生能力を停止させても、強制的に発動してしまう。
どっかに健全な状態の司の情報がバックアップされていて、
蓬莱がそれと同期させてるとかなのかな。
不老不死の仕組みは、どこかで開示されるでしょう。
トニカクカワイイ第262話「刃の記憶」
司が包丁で指を切った様を、ひまりは観察していた。
彼女の予想通りだと、司の指の傷は塞がって、すぐにでも血が止まる。
でも、そんなことはなかった。
あれ?
これにはカラクリがあって、司は再生する力をある程度コントロールできる。
再生速度以外もコントロールできるらしいけど、
再生部位とかもいけるのかな?
司も最初から力のコントロールができたわけではない。
それが必要な場面があって必死に足掻いた中で気が付いた
再生を止められる時間は、最大で約27日。
それを超えると強制的にリセットされる。
この27日って......月が地球を一周する時間=公転周期だよな。
正確には27.3日。
だから、司が最大で約27日と言ってるのか。
ともあれ、司の再生速度を制限して、ひまりをやり過ごすことができたわけだ。
トニカクカワイイ第261話「幸せな日々へ」
ナサの集中力が高いことはよくわかっている。
集中状態の彼の周りで何をしようが、声を掛けようが、ほとんど反応しない。
たとえ、司が着替えようとしても、その宣言をスルーするほど。
え、あのナサくんが?
ナサくんのえっちーのナサくんが?
聞こえてないのかと思ったけど、
バッチリ聞こえていて、夜、司に迫る。
やっぱり、ナサくんのえっちーじゃないか。
トニカクカワイイ第260話「足跡の化石」
不老不死の伝説の一つに、八百比丘尼がありますね。
さまざまあるけど、人魚の肉を食べたら不老不死になるというのがオーソドックスかな?
ひまりのお母さんは「はっぴゃくびく」と言ってるけど、
福井県あたりでの呼び方ですね。
福井県の他に福島県会津市地方でも読んでいるかな。
トニカクカワイイの世界では、日本各地に八百比丘尼伝説があるのは、
その「八百比丘尼」が各地を旅していたからという扱いか。
なので、司のことを指してると考えていいでしょう。
この「八百比丘尼」が生きているなら、1400歳くらい。
本当、八百比丘尼伝説と司の1400年生きている話を繋げたのは上手いと思った。
いろいろ考えて設定を作っていると思うんだけど、
これは上手いな。
トニカクカワイイ第259話「記憶」
作内時間2018年、その七年前。
つまり2011年。
何があったのか。
そうあの震災。
ひまりが母親を亡くしたのはあの時だった。
司はひまりを助けて、彼女がその場に留まらなくていいように、
自ら瓦礫の下敷きになって、死んだ。
ひまりがその光景をみたら、確かに司が死んだと思うし、
まさか7年後に再会するなんて思いもしないだろう。
しかも、死ぬ様を見てしまったのだから、忘れられるわけがない。
トニカクカワイイ第258話「過去問って解くだけでも大変」
司はナサの味方をしないのか?
前回、伊坂先生をけしかけて、負けたら仕事を手伝うという条件を増やすことで、
勝負のハードルを上げてるように見える。
でも、司はどこまでいっても、ナサの味方。
ただ、この場合、勝負に勝つことをサポートすることが、
必ずしも味方としての動きではないってことなんだろうな。
そういえば、アシモがナサに勝つ方法があると言ってたけど、
それは......マークシート方式であること。
......勝つ方法ではないよなー。
記述式だとナサに勝つことは難しい。
でも、マークシート方式なら答えは四択。
それならまだマシという話。
もちろん、アシモもそれだけじゃ、足りないことはわかってる。
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よふかしのうた 最終夜「それから」
今回で四年半連載が続いた、よふかしのうた完結だ。
コウの元を去ったナズナは気分で行き先を決めてという感じで各地を転々としていた。
その中でススキと再会したり、人間に恋をしている吸血鬼に出会った。
人間に恋している吸血鬼は、想い人から離れて生活していた。
吸血鬼は相手に会いたいけど、人間側はどうなんだろう?という疑問があった。
50年経っても若いままだから、それをどう思うかだよなー。
吸血鬼に理解があっても、
やっぱり年老いていく自分と変わらない相手は難しいよな。
トニカクカワイイ第257話「一人暮らしの大学生活を満喫しようとしたら、産んだ覚えのない娘が出来た件」
伊坂先生の過去の話。
学生時代の伊坂先生は可愛い。
うん。かわいい。
周りの友達からも「かわいい」と言われて、異性から守られていた。
守られすぎて破廉恥なことに触れることがなかった。
でも、当時の伊坂先生は破廉恥なことに興味があった。
興味津々よ。
興味あるものから離されることで、余計に興味が湧いちゃうヤツじゃん。
そんなこんなで高校生活は彼氏が出来ることなく終了。
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よふかしのうた 第199夜「面白い推理だね 小説家にでもなってみては?」
ナズナと別れてから、一年が経っていた。
学校には行っていて、アキラとの話題は進路のことだし、
クラスメイトとは好きな人の話をしたり、ゲーセンに誘われたり、
普通の学生生活を送っていた。
トニカクカワイイ第256話「休載してごめんね」
週刊連載はなぜ休載するのか......。
それは......さまざまな事情があるのかと......。
或いはきっと取材とかもあるんでしょうね。
あと働き方改革ですよ。
気合いと根性の徹夜は今の時代はダメなんですよ。
休めるときは休む。
無理なときも休む。
そんな感じで行きましょう。
よふかしのうた 第198夜「冬は夜が長い」
最後の夜が更けていく。
コウが別れの挨拶を考えてるけど、何も浮かばない。
そんなコウの心中を見透かしたかのように、
ナズナが「冬は夜が長いんだ」と口を開いた。
夜が長い冬は、吸血鬼にとって過ごしやすい季節。
でも、どれだけ長い夜でも、朝は来る。
それは今の別れを惜しむ時間のことのようで、
或いは再会までの長い時間を指しているようでもあるな。
よふかしのうた 第197夜「思ったよりだいぶ」
前回は海に来て、そのままキャンプ場で夜を過ごすことになった。
で、ナズナとコウの話は出会った日の事。
コウはなんで夜に外に出たのか?
それは何かが変わるもと思ったから。
じゃあ、ナズナはなんでコウに声を掛けたのか?
コウがつまらなそうな顔をしていたから。
お互いに大層な理由があったわけじゃない。
でも、そんな些細なキッカケで、今のように大きな変化に至っている。
コウが外に出なければ、ナズナが声を掛けなければ、出会わなかったわけだし。
よふかしのうた 第196夜「すごいぞ海」
ナズナとコウは海へ。
当然、誰もいない。
冬だし、夜だし......誰もいないわな。
海ではコウの写真を撮ったり、ナズナは海に飛び込んだりと遊びだした。
というか、冬の海は寒くないの?
ナズナは吸血鬼だから大丈夫だよ!ぐらいのノリ。
なんなら、水温高くてあったかいまで言い出した。
それを信じたコウも海に入ったけど、海はめっちゃ冷たい。
吸血鬼でも寒いものは寒いんだな。